地味な仕事をする人は、市民活動の場に沢山いて困ることはない。
それにだいたい地味な仕事がめんどくさいというのが大半の悩みだと思う。
何か社会に役に立ちそうなこととか思いついても個人では限界があるので、
先人に学ぶのがいい。それで、ある程度の到達点や課題や試みのイロハを教えてもらって、関係者が話し合い、補い合い、脱線してももとに戻して、よりよい方向をみんなで模索することで、いいアイデアが浮かんでくる。
結果よりも、だいたいはそのプロセスの方が重要だったりする。それに楽しい。
ただ、アイデアが浮かんでも、何も始めなければ、それはないものと同じになってしまう。
いい話したのになーで終わらせないためには、地味なことを淡々とする人が必要だし、そんなとき大体めんどいことや悩むこと、工夫することは同じだと思うので、この「よろずや」のタグを作っておいた。
御存知の通り、「みんなでやったほうがいいこと」は、だいたいめんどい。
調整して、合意をとって、空気を読んだり読まなかったりして、やっといた方がいいことは後回しになってしまって旬を逃してしまうのだ。
誰の責任で、誰の主導で、誰が管理して? 誰の利益になるのかも分からない。
報告書を作っても、読まれなければ。分かってるんだが。。
じゃあ読まれるために何する? WEB作る?販売サイト作る? めんどい。
もっと課題を共有したい。
じゃあ共有するために何する? 配信する?イベントする? はい、もうめんどい。
じゃあデータや資料集める? どこから?どうやって?誰が? はい、めんどい再び。
ただ、だいたい「みんなでやったほうがいいこと」はやっといた方がいい。早めに。
「みんなでやったほうがいいこと」は、誰のものでもないので、労力以外が発生すると
誰が支出するか考えるのがめんどくて、そして話し合って合議とるのも大変で、いちいち止まってしまう。
だから、なるたけ、無料のものを使い、
なるたけ、すぐに共有可能で、引き継ぎ可能なものを使い、
個人の能力に還元されにくいものを使うことにしている。
それ以上のことがしたいならプロへ頼むこと!餅は餅屋に頼むべきだ。
コストを下げるためだけに、無償労働してはいけない。
NPO的なことしたいという人は、最初の一歩は必要だけど初期費用検討つかないのでまずはやってみた、くらいのノリにしておいて、あとからどこかで回収するぞ、くらいの気持ちは持っておかないと、そんな奉仕活動は消滅すると思う。
だから、なるべく、少なくてもいいのでどこかで謝金が発生するポイントを作っておくのも大事だと思う。
助成金取るとか、受講料取るとか、少なくても回るように考えておく。
他方で、別に金なんかいらんのよ。やりたくてやってるだけなのよ。というような趣味的なボランティア活動だってある。私もそれでやってる活動もたくさんある。
その時に、必要以上に労力かけずに、やりたいことだけやっていこう、というのも、こういうTipsがあることで上手いこと負担なく続けられるといいよね、とも思っている。
コメントを残す