【お礼と報告と少し訂正を】 ご寄付を頂きました!

ありがとうございます!

こちらを御覧ください。

沖縄タイムス「シンポの収益金 貧困研究に寄付 主催の沖縄タイムス社」2023年7月17日(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1188107

記事にありますように、2023年5月に開催された「オンラインシンポジウム「沖縄・基地と貧困の解を探る」(主催・沖縄タイムス社)」の収益金を、「子どもの貧困政策について研究する」若手の研究者としてご支援頂きました。

登壇者である森田美奈子沖縄タイムス論説委員長、安里長従さん、志賀信夫さん、斎藤幸平さん、そしてオンラインイベントに関心を寄せていた視聴者の皆様に心より感謝申し上げます。

さっそく書籍を購入しましたー!

書籍代、、、本当にかさみますよね。

図書館行けばいいじゃないの、と思われる方もいらっしゃるかと思うのですが、一度読むくらいの文献であればそれでいいんです。引用しないな、と思えば借りてきて返します。

でも、めちゃくちゃ引用したい文献、線を引きたい文献、、、買わなきゃ絶版になるんですよ!

そんな絶版になるような本、別に大事な文献じゃないんじゃない?とか言う人がいますが、いいえいいえ、日本語翻訳したものとか、元々博論本でしたーとかで重要だけどニッチなやつとかで、Ama●onで、うん十万円になってるやつザラにあるんですよ!

いいですか。

推しは推せる時に推せ!というありがたいお言葉があるように、本は買える時に買え!なんですよ。

A●azonのカートに入れっぱなしになっていたあの本、この本、今回頂いたご寄付で10冊くらい買えそうです。ありがとうございます!!!

訂正というか補足

ただ、記事の中に、「糸数さんは『沖縄の人たちにもっと進学してほしい。研究を通して進学できる環境を整えることに貢献したい』と語った。」とあるんですが、ここは少しだけ補足が必要で、私が言いたいのは「大学院への」進学のことです。

進学しなきゃダメみたいな煽りの気持ちは一切ない。訂正依頼するほどでもないですが、文意が違うな、と思ったので、ここで書いておきます。

取材のときに、私の語ったことは、主に社会人を想定しています。大人になって長く働いていく中でもっと学びたいと思った人に対して、独学ではなく大学院進学という選択肢があることを伝えたい。大学卒業後すぐに進学してなくても、行きたくなった時に行けるということをお伝えしたかったわけです。

それで、最近は【沖縄出身者向けの大学院進学相談】サービスもはじめたことも念頭にありました。

その経緯は、前の記事で書いてるのでこちらで、どうぞ。

いくつになっても、一緒に学び続けていきましょうね。

おわりに:いま読んでます。2023年の新刊を紹介

1冊目!今回頂いたご寄付で購入したものです。今読んでます。

ウェンディ・マツムラ著・増渕あさ子・古波藏契・森亜紀子 訳(2023)『生きた労働への闘い: 沖縄共同体の限界を問う』法政大学出版局

こちらは、ウェンディ・マツムラ先生(カリフォルニア州立大学サンディエゴ校 歴史学部准教授)の2015年の著書 “The Limits of Okinawa: Japanese Capitalism, Living Labor, and Theorizations of Community” の日本語訳本です。

以下、内容紹介より引用。

「琉球処分以後、地元知識人は日本資本に対抗するため「沖縄」という想像の共同体を構想し、近代化を推進した。しかし、農民や職工はこれを拒絶する。宮古島人頭税廃止運動、女性職工の異議申し立て、甘蔗農家の非売同盟、大宜味村村政革新運動。人びとが自分たちの未来を切り拓くために起こした行動をグローバルな反資本主義闘争の一環として読み解き、「生きた労働」を求めた闘いの可能性を探る。」


2冊目、こちらは著者からご恵贈いただきました。

森啓輔(2023)『沖縄山原/統治と抵抗――戦後北部東海岸をめぐる軍政・開発・社会運動』ナカニシヤ出版.

以下、内容紹ページより引用。

「なぜ、自然豊かな山原に基地が作られたのか
 それに人びとはどのように抗ってきたのか

 森林利用や軍事基地化といった地域の開発・占領史と、国頭村伊部岳闘争、高江ヘリパッド建設反対 運動といった反基地運動の生起と展開を、歴史的資料とフィールドワークに基づき丁寧に記述する。」


Amazonの「ほしい物リスト」を活用して、欲しい本リストを公開しています。これまでも送っていただいた本は、すべて読んで血肉としております。

これからも活動がんばりたいので、みなさまからのご支援があると大変嬉しいです。

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