沖縄・市民社会関連書籍紹介

書籍代、、、本当にかさみますよね。

図書館行けばいいじゃないの、と思われる方もいらっしゃるかと思うのですが、一度読むくらいの文献であればそれでいいんです。引用しないな、と思えば借りてきて返します。

でも、めちゃくちゃ引用したい文献、線を引きたい文献、、、買わなきゃ絶版になるんですよ!

そんな絶版になるような本、別に大事な文献じゃないんじゃない?とか言う人がいますが、いいえいいえ、日本語翻訳したものとか、元々博論本でしたーとかで重要だけどニッチなやつとかで、Ama●onで、うん十万円になってるやつザラにあるんですよ!

いいですか。

推しは推せる時に推せ!というありがたいお言葉があるように、本は買える時に買え!なんですよ。

いくつになっても、一緒に学び続けていきましょうね。

2023年の新刊を紹介

1冊目!

ウェンディ・マツムラ著・増渕あさ子・古波藏契・森亜紀子 訳(2023)『生きた労働への闘い: 沖縄共同体の限界を問う』法政大学出版局

こちらは、ウェンディ・マツムラ先生(カリフォルニア州立大学サンディエゴ校 歴史学部准教授)の2015年の著書 “The Limits of Okinawa: Japanese Capitalism, Living Labor, and Theorizations of Community” の日本語訳本です。

以下、内容紹介より引用。

琉球処分以後、地元知識人は日本資本に対抗するため「沖縄」という想像の共同体を構想し、近代化を推進した。しかし、農民や職工はこれを拒絶する。宮古島人頭税廃止運動、女性職工の異議申し立て、甘蔗農家の非売同盟、大宜味村村政革新運動。人びとが自分たちの未来を切り拓くために起こした行動をグローバルな反資本主義闘争の一環として読み解き、「生きた労働」を求めた闘いの可能性を探る。

ウェンディ・マツムラ著・増渕あさ子・古波藏契・森亜紀子 訳(2023)『生きた労働への闘い: 沖縄共同体の限界を問う』法政大学出版局

2冊目、こちらは著者からご恵贈いただきました。

森啓輔(2023)『沖縄山原/統治と抵抗――戦後北部東海岸をめぐる軍政・開発・社会運動』ナカニシヤ出版.

以下、内容紹ページより引用。

なぜ、自然豊かな山原に基地が作られたのか
それに人びとはどのように抗ってきたのか
森林利用や軍事基地化といった地域の開発・占領史と、国頭村伊部岳闘争、高江ヘリパッド建設反対 運動といった反基地運動の生起と展開を、歴史的資料とフィールドワークに基づき丁寧に記述する。

森啓輔(2023)『沖縄山原/統治と抵抗――戦後北部東海岸をめぐる軍政・開発・社会運動』ナカニシヤ出版.

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